中古配管再利用のメリット、デメリット
現在設置されているエアコンを取り外すと同時に配管も取り外されることになります。ここで問題なのが、その配管をまた使用して再度設置可能か否か。
「必ず交換しなくてはダメだ」という人もいれば、「いや使える」「使用年数、劣化具合による」という意見の人もいます。結論をまとめて言えば、長さが間に合い設置時の見た目がどうでもよければ再使用できる。
今まで使用していたのですから取り外した途端に使えなくなるということはありません(フレアの再加工は必要)。しかし、中古配管は硬化がすすんでいることや潰れ箇所があることも事実で、再取り付けの現場が複雑(曲がりが多いなど)な場合には無理に使用できませんしできたとしても綺麗な施工も難しくなるケースがあります。
再使用のメリット
- 新規配管費用がかからない。
再使用のデメリット
- 残存異物によるエアコン寿命への影響が懸念される
- 硬化により施工に制限がかかる場合がある。
- 断熱材収縮による外観への影響(※化粧カバーでカバー可能)
某エアコンメーカーに聞いても、「配管の再使用は業者の判断になる」と曖昧な返事しかもらえないことも問題です。
悪質な配管交換営業には要注意
中には「劣化しているから再使用するとガス漏れを起こす」「再使用時は工事保証ができない」などと言って不必要な配管交換を迫る業者もいます。しかもかなり高額・・・
全国対応を掲げる仲介だけ行う会社の下請業者、引越し会社の下請、孫請け業者に非常に多く見られます。配管交換を提案されたら納得できる理由がでるまで質問しましょう。